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遺族「全部があやふや」ワクチン接種後に容体が急変・死亡 医師会「最終的な解明に至らなかった」
以下、メ~テレ様の記事を転載します。(閲覧できなくなった際の保険)
愛知県愛西市で新型コロナワクチンを接種した女性の容体が急変し、死亡した問題。集団接種会場での対応に、問題はなかったのか。医師会が会見を開きました。
愛知県愛西市で11月5日、新型コロナワクチンの4回目の接種を受けた女性が、接種後に容体が急変し死亡しました。
亡くなった綾乃さんの夫飯岡英治さんは「何があったか全然わからなくて…朝まで元気でいたのに」と振り返りました。
市が設置した集団接種会場で、「BA.5」に対応したワクチンを接種した飯岡綾乃さん。夫の英治さんは、重いアレルギー反応=「アナフィラキシー」が疑われたにも関わらず、“適切な対応がされなかった”と訴えています。
「対応のミスですよね。なぜアナフィラキシーだと確実にわかってないようなのに、そのことに対応しなかったのか」(飯岡英治さん)
愛西市によりますと、綾乃さんは接種後、会場で5分ほど待機していたところ、咳などの症状が現れ、車いすで処置室へと運ばれました。
会場にいた医師らが対応にあたりましたが、嘔吐の症状や、一時的な呼吸停止に陥るなど、容体が急変。その後、心肺停止となり、病院に搬送されましたが、接種から1時間40分後に死亡が確認されました。
死因は、急性心不全で、ワクチン接種との因果関係は分かっていません。
綾乃さんには基礎疾患がありましたが、3回目の接種までは、大きな副反応はなかったということです。
亡くなった飯岡綾乃さん
妻を処置した医師に聞くと…
「日本救急医学会」はワクチンの接種後に呼吸困難など複数の症状が出た場合は、アナフィラキシーを疑い、ためらわずに「アドレナリン」を注射するよう呼びかけています。
当時、会場の医師らは、綾乃さんに対し、「アナフィラキシー」への対処として「アドレナリン」を打つことは、していませんでした。
「(医師と看護師に)ぼくは聞きました。あなたたちはアナフィラキシーの対応をしたことがあるのか、と聞いたところ看護師は『ありません』っていいました。ぼくの妻を処置した医師に聞いたら『経験がない』って言うんですよ。『薬も使ったことがない』と言われた」(飯岡英治さん)
愛知県医師会の会見
医師会は「システム的な体制」を指摘
愛西市でおきた問題を「重大な事案」とした愛知県医師会。15日、医療安全対策委員会で審議され、結果が報告されました。
「初診時に皮膚症状消火器症状なく、一般的なアナフィラキシーで認められる所見がなかったこと、泡沫上の血痰を大量に排出したことなど、急性肺水腫を想定する症状であった」(愛知県医師会 渡辺嘉郎理事)
「ワクチン接種後であったことから、アナフィラキシーの存在は強く疑われた。初診後5分で心配停止となったことから、アナフィラキシーショックであった場合には、最重症型であったと考えられる。残念ながら病理解剖がされていないので、最終的な病態の解明に至らなかった」(愛知県医師会 渡辺理事)
今回の問題は、医師個人の問題ではなく、システム的な体制を指摘します。
「今のシステムでは、医師の指示なしで看護師の判断で打つのは非常に難しい。難しいけれど、もしその場で打っていたら咳が出始めただけなので、救命できたこともありうるだろう」(愛知県医師会 野田副会長)
17日の遺族の会見
「責任の所在をあやふやにしているだけ」
一方、亡くなった飯岡綾乃さんの夫の英治さんも、17日に会見を開きました。
「やっぱり全てちゃんとはっきりさせたいので、もっとちゃんとした調査をしてほしいと思う。結局のところ、今のシステム的には無理だったという事になっているので、結局、責任の所在をあやふやにしているだけの会見ですね。全部があやふやです。医師会からの説明もはじめに一切受けていません」(飯岡英治さん)
「ぼくの大事な妻のことを勝手に世間に公表し、勝手に調査して、勝手に報告する。報告する前の内容でさえ、僕のところには知らせがありませんでした。発表の中に重篤なアナフィラキシーだったためとありますが、なんで重篤なアナフィラキシーの人間は亡くならなければいけないんですか」(飯岡英治さん)
(11月17日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
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